この記事を見て頂いた方でこんな悩みはありませんか?
「自分の悩み事をなかなか解決できない」
「他人の感情や行動が理解できない」
「もはや自分や他人がわからない」
この本書で役立つ人「自分自身で問題を作ってしまっている人」
著者:ステファニー・シュタール(心理学、心理療法士。30年間心理療法士として経験)
訳者:繁田香織(翻訳家、青山学院大学文学部史学科(ドイツ史専攻)卒)
150万部のベストセラー本で、日本の著作家の山口周氏や、精神科医や作家、YouTuberをされている樺沢紫苑氏も推薦されている書籍になります。
これから本書をまとめて紹介していきます。
本書の結論
いきなりですがこの本書の結論を言います。
「人の心は複雑にはできでいないので自分や他人がわからなくなるのは当然」と言うことです。
「え〜そーなんだ」
では終わらないです!
この複雑な事を解決し自分や他人を理解すると色々な問題を解決できると言うのです。
これからその解決策を紹介していきます。
今の時代を生み出したのは子供時代の経験
子供時代に経験した「素の自分で居られる経験」と「不安や苦しみを感じた経験」=「内なる人格」が合体したものが今の自分の無意識の中心になっていると言うことです。
心の中には「子供時代の自分」と「大人の自分」が存在する
人の心はいくつかの人格が集まって作られています。
1.子供の人格(内なる子供)
2.大人の人格(思考力と理解力を備えた知力)
さらに心と言うのは
自分の意志で行動が決められる「顕在意識レベル」と
自分の意志で決めるのではなく感覚や直感で決める「無意識レベル」
に分けられると言うことです。
さらに著者はこの心の構成がわかると
「自分や他人と向き合い、いろいろな問題を解決できる事ができるようになる」とおっしゃっています。
理学療法で「内なる子供」と「大人な自分」、「親の自分」について細分化して名づけてるが著者はもっと馴染みやすくするため、「内なる子供」については
「陽気な内なる子供」→日向子
「傷ついている内なる子供」→影子
「大人な自分」についてはそのままの呼び方で説明していきます。 「大人な自分」
と馴染みやすい呼び方で説明していきます。
子供時代の経験が今の自分にもたらす影響
愛情の無い環境(親が子供の気持ちに共感できない)で育てられると自分の欲求を抑えるようになると言うことです。
育てられた家庭環境によって性格が変わる
愛情のない環境で育った人の性格をまとめました。
・親の価値観を与えられた結果自分の感情に向き合わなくなる。
・自分の考えている事は間違っていると思い込んでしまう。
・共感力の無い親も実は自分自身の感情とも向き合えていない。
親から押さえつけられると自分の感情に向き合うことなく、親に作られた自分になってしまうのです。
今ここまで読んでくださっている方で子供を育てている方がいましたら自分の育児についても振り返ってみてください。
親の遺伝的性質と子供の遺伝的性質の相互作用
ここでは親からの遺伝子によって決められる性格の性質である「内向性」と「外交性」について紹介していきます。
1960年代は子供は真っ白な状態で生まれてくると言われていたが、最近の研究結果では性格の大半が遺伝子が決めていると言うのです。
★内向的な性格
・他人と会うことに疲れる。
・質問の返答の際、答えを出すため自分の考えや行動と照らし合わせてから話す。
・長時間仕事に熱中できる。
・静かや環境が好き。
★外交的な性格
・話しながら考える
・人といるのが好き
・人と関わる仕事を好む
遺伝子によって大半が決められた性格の性質ははどんな環境であろうとここは変わらないと言うことです。
自分の「影子の部分」を知る
自分の影子(傷ついている内なる子供)を知り、これまでの行動や思考を変える方法を紹介していきます。
信念を見つける
•まずA4の用紙を用意し出されたお題(子供時代に育った環境)について回答していきます。
•ネガティブなリスト
1.自己価値についてのネガティブな信念
2.養育者との関係についてのネガティブな信念
3.養育者への防衛戦略として生じたネガティブな信念
4.特定の物事に対するネガティブな信念
ネガティブな信念がリストによってある程度わかるようになります。
このネガティブな信念を知り自分を変えていこうと言うことです。
自分の「日向子の部分」を見つけ出す
日向子の特徴は:今に没頭する能力が備わっていて、楽しい事などを好み、好奇心が旺盛で自由気ままに行動する事。
また他人にとらわれず自分の思い通りに行動した時の事を思い出し、4レッスンを行って自分の中の「日向子」を見つけ出します。
自分の陽気な内なる子供を見つけることにより「自分の幸せの責任は自分にある」と思える心の状態にして、自分の人生にとって変えたいと思うことを変えていきましょうと言うことです。
ポジティブな信念を見つける
4レッスンのうちの一つを紹介します。
A4用紙に子供のシルエットを描きポジティブな信念や自分の強みを書き写していきます。
•両親など養育者との楽しい思い出
•自分のネガティブ信念の逆の事
•自分の強み
•不安に打ち勝てる行動
自分の日向子を知ることによりいつでもポジティブな自分に切り替えられる事になります。
本当の自分が心地良くいられる為の黄金戦略
ここからは本当の自分が心地良くいられるための黄金戦略(行動指針)を紹介していきます。
黄金戦略の基本編
★黄金戦略を知ることで
・本当の自分を受け入れることができれば心地良く感じることができ、他人といる時でも心地良く感じるようになる。
・人生はほとんど人間関係によって決まる
・本当の親密さは信頼、率直、共感からしか生まれない
・黄金戦略の目的は人間関係を改善すること、ありのままの自分になるためのもの
自分の心に正直になり自分を受け入れる事によっ本当の自分が心地良くなり、また他人といる時でも心地良く感じ流ことが出来、生きやすくなると言うことです。
本当の自分がわかることのまとめ
[box05 title=”本当の自分がわかるとは”]○今を生み出したのは子供時代に経験
・心の中には子供時代と大人時代の字ぶうがいる
○子供時代の経験が今の自分にもたらす影響
・育てられた家庭環境によって性格が変わる
・親の遺伝的性質と子供の遺伝的性質の相互作用
○自分の「影子の部分」を知る
○自分の「日向子の部分」を見つけ出す
・ポジティブな信念を見つける
○本当の自分が心地良くいられる為の黄金戦略[/box05]
ここまで読んで頂いてよかったと思って頂きましたら、ぜひ本書を手にとって頂きたいです。
自分で自分を温かく向かい入れることが出来れば他人に対しても理解でき好意を持って接する事ができるようにしていき、いい人生を送りましょう。
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